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フォー・タイムズ・ザット・ナイトのJeffreyのレビュー・感想・評価

1.5
「フォー・タイムズ・ザット・ナイト」

冒頭、裸体の女とタバコを吸う男。2人の関係、シャワー室の情熱、セックス描写、お色気、情熱的な接吻、美女。今、ある出来事を4人の男女の視点から描写する…本作はマリオ・バーヴァが1972年に監督した日本未公開の喜劇映画である。この度BDボックスを購入し初鑑賞したが微妙。役者のダニエラ・ジョルダーノのインタビューは面白い。私に出演依頼が来た時、一世一代のチャンスだわって自分に言い聞かせたの。でも実際はちっともそんな映画じゃなかったって言っている。バーヴァらしくない喜劇映画で、当時イタリア映画界はエッチな映画を作りたいと言うムードに包まれていたらしく、そういった企画を断るとゲイじゃないかと疑惑を持たれたそうだ。

しかもバーヴァ曰く、イタリアと西ドイツとアメリカの合作映画で、雇われ仕事だったが脚本が良かったためにやったそうだ。黒澤明の「羅生門」を下敷きに、ある出来事を4人の男女の視点から描写したセクシャルサスペンスと本人は言っているようだ。この映画決して好きではないが、女優がみんな美しいのは目の保養になってよろしいかと。美女が勢揃いな映画は見ていて楽しくなってくる(笑)。
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