分かっていましたが、メル・ギブソンさんは主役ではありません…。誇張ジャケット写真と邦題よ(´・ω・)
「フラッド」「ワイルドストーム」のような悪天候の中の善と悪との激しい戦いを想像していましたが、屋内でのシーンが多くあまり悪天候の設定は活きていないように見えました。設定が活きているのは住民が避難していて人払いが済んでいるので、悪党が動きやすくなっているというところくらいに感じました。
豪雨には見えるのですが風はそれほどでもなく最強クラスのハリケーンというのは説得力がありません…。
もっとスリリングな展開かと思いましたが、展開的に地味でアクションとしては少し物足りないですね。主役にもちと華が足りない…。
主人公の警官と元署長の視点と分けたり、ペットの存在を入れたりで低予算でも色々と面白くしようとしているのは熱意は感じます。
メル・ギブソンさんはこういう偏屈なキャラクターとボロボロ姿がホントに似合う。
あるシーンで予想が付きましたが、散々引っ張ったペットの使い方も上手かったと思います。
暴力シーンへの配慮かどうかは分かりませんが、この作品は肝心な部分の描写を抽象的にしていますね。冒頭はどストレートだったので、イマイチその配慮の度合いが分かりませんが…。
悪党がボス以外は弱いしインパクトもなく死闘感がイマイチ…。
もう少しハリケーンを活かして、緊迫感を出したかったですけど…。
それでもこういうダイハード的な設定は好きですし、そこそこは楽しめた作品でした。
まとめの一言
「欲張るとロクな事がありません」