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太陽がいっぱいのUCOCOのネタバレレビュー・内容・結末

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

とりあえずアラン・ドロンのカッコよさに心がめった刺しにされた気分になる。『太陽がいっぱい』ってタイトルだけど、いやちょ、太陽はお前やろってくらいアラン・ドロンがカッコよく見えてしまう。

この映画の面白いところは彼自身がそれだけ完璧なルックスでいながらそれなのに終始、見ているものに犯罪はいつバレるのかと危機感を持たせて行動しているというところだろう。
まあ、とても単純なことで普通の映画なら彼みたいなイケメンはスルスルっと容易に完全犯罪を実行して余生もキラキラなはずが、アラン・ドロン演じる主人公はなぜか完璧に見せようとして実は完璧に見えないという不思議な演出の連続。
しかもどんでん返し的なラスト、遺体が船に絡まりついてるシーンなんて素晴らしいとしか言いようがないタイミングとアングルだから見ていて私たちは絶対ゾクっとさせられる。なぜか忘れられない映画のワンシーンってあるけど、ここのシーンも私の脳裏にこびりついてしまった。

黒柳徹子が昔、アラン・ドロンに本気で口説かれたらしい。私もパンダを愛し続けていつかはアラン・ドロンのようなイケメンと赤坂のダンスホールにてシャルウィダンスしたい。
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