ハレンチ学園

太陽がいっぱいのハレンチ学園のネタバレレビュー・内容・結末

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

言わずと知れたアラン・ドロンの代表作。追悼のため久々に再見してみた。トム・リプリーがフィリップ殺害ののち、それを勘づかれそうになって友人のフレディをも殺してしまう件りはまったく忘れていた。ヨットの中の狭い空間を、細かいカットをつないで緊迫感を出す演出とアンリ・ドカエのカメラは見事。ローマの景色を背景に流れるニーノ・ロータのテーマ音楽も哀切極まってすばらしい。しかし現在の目で見るとトムの完全犯罪はいささか無理がある。それを言っても詮ないことだが。