うめ

太陽がいっぱいのうめのネタバレレビュー・内容・結末

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

アラン・ドロンがかっこいい。

もう散財言い尽くされていると思うけど、やっぱり言ってしまう。

最後のあたり、モンジベロの家?
で恋人フィリップがいなくなってしまった悲しみにくれるマルジュの手を引き、
慰めるトム(アランドロン)の眼差し。
ドアップで顔が写るんですけど、
もう獲物を狙う目というか、
フィリップの持っていた全てを手に入れてしまうぞ、手に入れたぞっていう顔つきが
もう勝者すぎて
俺が絶対だって感じが
今までの頼りなげな青年の面影が吹き飛ぶくらい
渋くてカッコいい。
これはマルジュが信頼しちゃうってなるのもわかる。


昔の映画は退屈なイメージだったけど、これはサスペンス物ってのもあって、ドキドキ見れた。


(他の方のレビューで見た、実はトムはフィリップというお金持ちにただ憧れ、妬みを持って、利用し、なりすましたというだけでなく、
フィリップという人間になんらかの恐ろしく強い思いを持っていた という話、そう考えるとぐっと面白く感じて、もう一回見たくなりました。)
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