【きっかけ】 会社の研修の教材
2.5を基準にしてます。
最低5回は観ている場合4.0以上のスコア。
主人公の信が70年代のアニメーションに出てくる主人公の様だ。
流行は巡るとはいうがサブカルチャーでも同じ現象が起きているというのは興味深い。
それらしく理由をつけるとするなら
当時は高度経済成長真っ只中で、何も考えずにただひたすら働く兵隊が社会として求められていたから「熱血バカ」が持て囃されていたのだと思う。自分の犠牲を厭わずにただひたすら与えられた目標を達成する。
時は変わっていきそんな何も考えない主人公は使い物にならない表現が増えてくる。
どちらかといえば相手の二歩も三歩も先を行く主人公か持て囃されてきた。
何も考えない登場人物は被害者になる。愚か者の象徴として描かれて来た。
そして時代は巡り「夢に向かって邁進する熱血バカ」が持て囃される様になってきた。今度は「苦楽を共にできる仲間」と共にだ。
個人的にはこれが何だかしっくり来ない。
サブカルチャーを使ったプロパガンダをしている様にしか感じられない。
それともメッセージを素直に受け止めて閉塞した時代に有り余るパワーを使って打破していきたいという事なのだろうか。
違和感という奴だ。
時代の流れには逆らえる程の若さもなくこうやって映画の所感をダラダラと書くことくらいしか出来ないのだから苦笑いしか出ない。
あの頃憧れたヒーロー像が復活したのに素直に喜べないのは老いたから。
若い世代には素直に受け止めて貰い夢ある世界を生きていって欲しいものだ。