ワスカバジ

海の上のピアニスト イタリア完全版のワスカバジのレビュー・感想・評価

5.0
個人的に大好きな海の上のピアニスト
通常のやつを見終えてどハマりして完全版の存在を知ったけどそん時は日本語版なくて英語も買うしかなくて英語勉強して買うしかねえなと思ってた。

と思いきや完全版が満を辞して見ることができてもうスポーツで応援してるチームが優勝した時みたいな歓声をあげてしまった笑

「何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたもんじゃない。」もうこのセリフが好きすぎてそれだけ加点笑

この映画のいいところまず一つは音楽。
1900の圧倒的なピアノから奏でる音楽が見た人間を魅了する。
船に揺られながらコミカルに音楽を奏でたり、対決の時のピアノの圧迫感は息つく間もない。そして恋をした時のメロディ、こればかりはたくさん見た映画の中でも一番印象深い、シーンによって意味も変わってそのたびに心が熱くなったり、揺さぶられたりこんな感動のさせ方あるんかいみたいな。

あとはストーリーがコミカルでありシリアスでもあり情熱的でもあり多角的な見方ができるというところ。
船員との絡みとか名付けの件は面白いし、ラブストーリーも切なくて、マックスとの友情も楽しいだけでない、対決シーンは熱い、、盛り沢山すぎる

まだあるけど最後にラストシーン
すこーし年齢重ねて見返して見ると1900の決断の意味が重く、かつ理解できるようになれた。
この映画を見ていると1900に感情移入しようと思ってもピアノを弾いてばかりで多くを語らないから何を考えてるか深いところまでわからない。
けどラストに彼がこの船で築いてきた人生観、陸に対する見方、自分の歩むべき道が一気に見開けて切なさと1900の共感で涙腺崩壊する。

ダニー・ブードマン・T.D.レモン・1900
すんごい名前だこと
ワスカバジ

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