華子と美紀。
同じ東京で暮らしてはいるが
生まれも暮らし向きも異なる
2人が奇妙な縁に引き合わさ
れる。
美紀のままならない人生にも
沢山の悦びがあり。
華子の波風の立たない暮らし
の中にも苦味が満ちている。
主演のふたりも輝いていましたが
それぞれの親友を演じたおふたり
がまた素晴らしかった。
特に石橋静河さんが凄く魅力的。
お話はタイトルにある東京にいる
『貴族』たちを覗き見する要素が
あるんですが東京と縁の無い私に
はピンとこなかったかも。
言いたい事をそのまんま台詞に
して出してしまっている場面が
いくつかあって、ソコもなんか
のれませんでしたね……。
向こう岸の見知らぬ人と手を
振り合う場面のようにすごく
グッとくる場面もあったの
ですが……。
劇場鑑賞通算372本目。