細部まで丁寧に作られたのがものすごく伝わってくる作品だった。無駄なシーンが一切ない。演出と脚本が天才すぎる。
観終わった今冷静に考えると貴族すげぇ暮らししてるなって笑っちゃうけど、上映中は作品に入り込んで追体験できたのすごく楽しかった。
富山のシーンは自分の生活に馴染みがありすぎて笑っちゃったよね。「アピタ行く？」は反則（笑）
貴族と庶民を対比する描写はたくさんあったけど、どちらが良いとか上だとかじゃなく両者それぞれの楽しさや苦しさがあるし、同じ貴族の中でも上には上がいるんだよな。
でもそんな立場の違う登場人物たちの邂逅に嫌味を感じるシーンは少なくて、なんだか温かい気持ちになれた。
むしろクソみたいな男が何人か出てきたのもあって、貴族と庶民の壁というよりは女と男の隔たりを表現してる作品なのかなと思った。
逸子がいいセリフ連発してたのでどこかでまとめて欲しい。
門脇麦さんの佇まいがひたすらに美しくて素敵な女優さんだなぁと思った。
天気とか乗り物とか誉めたいところたくさんあるし本当に丁寧に作られた素晴らしい作品だったので何度でも観たいよ〜。
