このレビューはネタバレを含みます
何度も映される街の風景が印象に残る映画だった
夢みたいな出会いからのプロポーズで、あ、これから地獄が始まるのか、と思ったし、慶應に入って中退して夜の仕事をせざるを得なくなる(他の選択肢を選ぶ話も見せてほしい)のも、地獄だけど、
ヒリヒリさせるというよりは静かな強い意志みたいなものを感じる話。
華子と美紀と逸子の邂逅のシーンで逸子が、女を分断させる価値観のことを話していたけど、そういうことを声高に言わなくてもいいくらいの社会になったらいいな。
その日あったことを話せる人がいるだけでいい、ということの難しさよ、、。
美紀が嫌味のない人でそれがこの映画を暗くしすぎないでいると思った。