あのこは貴族のネタバレレビュー・内容・結末

あのこは貴族2021年製作の映画)

上映日:2021年02月26日

製作国:

上映時間:124分

ジャンル:

あらすじ

「あのこは貴族」に投稿されたネタバレ・内容・結末

水原希子が美しすぎると序盤は感じたが、あの役はちゃんとしっくりきていたな。門脇麦も、あの表情が、とてもいい。日本の隠された階級社会(隠されてはいないか)、そこに生じる様々な苦悩、そこを除いても生じる個々人の心の動き、加えて男尊女卑社会の実態が、明瞭に映し出されてて、映画に入り込めた。
良作だったのに観たのが前すぎて感想がうまく出てこないやつですすみませんでもめっちゃ良かったし女友達と一緒に見て「うおっしゃー頑張るかー!」ってなってほしいなそして男は自分の男性性をどこまで自覚して生きていけるかを改めて突きつけられる感覚がありました。


都心と地方のギャップと、さまざまな階級、格差、目の前に広がる「当たり前」がひとによって全く異なること。それを極めて映像的に伝えてくれるので、てめぇの常識を押し付けてくるタイプの知人友人恋人にはガンガン見せにいきましょう。そしてそのあと前向きな議論がうまれるといいね。

対話を諦めないこと、他者への想像力を知識や経験から身につけることが改めて大切だと思わされた作品でした。
延々と自分とは関係のなかろう世界が映し出されていてずっと楽しい。しかし自分にとって人生で大切な瞬間がとても美しく描かれていた。トキメキの瞬間と、誰かと何かを決断する瞬間
ドロドロもジメジメも全くしてなくて良かった。こんなに階層が違うのに人同士がさっぱり丁寧に描かれてて、好きな質感!

どの人も好演だったけど、水原希子のセリフが大体良かった。

離婚を決めた日、初めてたくさん話せたのかなと思った。
離婚を選んだんですね。

好きな台詞はこの2つ。
「この部屋、落ち着きます。全部、みきさんの物だから。」
「どこで生まれたって、最高って日もあれば、泣きたくなる日もあるよ。」

美紀は地元企業のブランディング、PR。おみやげやイベント企画をする。
華子は友人のマネージャーに。

結婚も大事だけど、自分らしくいられる仕事と仲間は心が健やかになる…。
二人が対立するわけでもなく、見てて心地の良い映画でした。
原作が好きで。

大抵の人が『下から私立』を嫌いだからこっちの生きづらさもわかってね、と思う。
とても良かった。
花子がはじめてタクシーに乗らず歩いて帰るシーン、美しかった。
自立したい、って話は女性目線から描かれているし、実際に女性に向けられた話なのかもしれないけど、男女問わず人間としての、自分の足で世界を歩く喜び。私は大事にしたいと思った。
石橋静河さんとてもよい。なぜ花子とか、他の同級生と同じような育ちで、あのバランス感覚、世界を観る目を早いうちから持てていたんだろう。どうやって、マカロンタワーのてっぺんをつまみ食いできる小さくてチャーミングな、レールを外れることを恐れない勇ましさを獲得できたんだろう。
花子が自立への欲求に目覚める過程が読み取りきれなかったけど、自分の足で歩いて帰るくらいで終わりかな、そういう柔らかい終わりも爽やかでいいな、とか思ってたら平手打ち。そして最後は本当に爽やかに自分の足で立ってた。復縁とかも描かれない。そういう意味で言ったら孝太郎も孝太郎で、彼なりに自分の足で立ってるんだけど。
水原希子の方もそうだけど、女性のハッピーエンドが恋愛ナシちゃんと描かれてるのが頼もしい。恋愛的に大切な人がいるのは素晴らしいけど、人は恋愛に頼らなくても幸せに笑える、笑いたいと思わせてくれる水原希子の自転車漕ぎ。山下リオも良かった。ずっと言ってもらいたかった、一緒に起業すること、っていいなーーーー。
上流階級もいわゆる地方の民も、レールから外れられない人の本質、やってることは同じなんじゃないかって気づき面白かった。
雨の日にタクシーで移動することしかできなかった主人公が、傘をさして東京を歩き、友だちを助手席に乗せて車を運転するようになる。原作者が同じ「ここは退屈迎えに来て」では、運転免許を持たず「誰でもいいんだけど迎えに来て」と叫ぶほかなかった地方都市の女性を門脇麦が演じていたなと思い出した。
自らの足で移動することができない女性ってモチーフ、「寝ても覚めても」とか「本気のしるし」のヒロインにも共通するな。
村上春樹作品における濱口竜介のように、山内マリコ作品の映像化におけるベストマッチ監督が決まりました。
何をするか、と同じレベルで何をしないか、を考え抜いているであろう人の創造物は趣味嗜好を超えて素晴らしい。
「セリフ」からニュアンスを抜くルーティンによって「発語」から夾雑物を取り除いていく作業が濱口メソッドだとざっくり解釈してるんですが、その目的は「演技っぽい演技」をさせないこと、なんだろうし、岨手監督にもそういう手法があるのかは知らないけど自分内ジャッジのレベルの高さを感じる。
それが、抑制の効いた画面、音使い、キャスティングの意外性と納得感、原作との絶妙な距離感、理解度の深さとかと相俟って、表面を似せただけの「忠実な映像化」作品との決定的な違いに繋がるんだろうな。
乗り物使いのうまさも濱口監督との共通点。
渋谷アップリンクに行こうとして松濤に迷い込んで豪邸の高いカベだらけな世界にひるんだことを思い出したりも。
続けて門脇麦つながりで「二重生活」を見直したんだけど、なかなかの佳作ながらこの作品と比べるとベタが目についてしまった。

とても良かった😌
とっても居心地が悪いようでいいようで
ザラザラした感じ映画だった
人それぞれの幸せがあって
年齢が上がっていく中で周りと
比べたり違いに気づいたり
そんな時に自分とっての幸せがなんだって
気づくことが出来ました。

やりたい事がやれる余裕はあるのにできない辛さ(将来が決まっている)のと、やりたいことは無限に有るけれどそんな余裕はないよっていう階層の違い。

あの子と私は違うのに……。この気持ちが「あの子は貴族」というタイトルの解釈であっているのかなと思います。
>|

あなたにおすすめの記事