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あのこは貴族のaiのレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
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2022年、37本目。

「どこで生まれたって、最高って日もあれば泣きたくなる日もあるよ。でもその日何があったか話せる人がいるだけでとりあえずは十分じゃない?」

貴族でも庶民でも、それなりに分かり合える存在がいることが人生においての"幸せ"なのだ。

東京生まれ東京育ちのお嬢様の華子と田舎生まれで努力して上京した美紀。
2人の育ちの対比があらゆる場面で細かく描かれていて見応えがあった。
本来交わる事のない世界線の二人だけど、冒頭に書いた美紀の台詞をきっかけに心のコップの水が溢れ、華子は生き方を変える。
彼女たちの生き方を見て誰が羨ましいだと共感するだとかそういう気持ちは皆無だったけど、皆それぞれの人生を精一杯生きていて抱きしめたくなるような映画だった。
そして友達って本当に素晴らしいなぁと思わずにいられない。
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