Winnyと聞いて懐かしいと思った。当時開発者の金子勇が起訴された事件をさほど気に留めていなかったが、まさか7年半にも及ぶ裁判があったとは。
エンドロールで流れた金子勇本人の動画を見ても、東出昌大は彼が憑依したとしか思えないような役作りに圧倒される。
"山があるから登る、面白そうだと思ったから作った"
ある天才プログラマーのあまりにも短い半生。壇弁護士との信頼関係には胸が熱くなり、裁判の合間に見せる無邪気で生き生きとした一面はすごく魅力的な人物だった。
やりきれなさは残るが、素晴らしい映画だった。
2024、17本目。
