日々生活していて、あまり考えることのない生きている「階層」の違い。
違う階層に暮らす若い女性2名の、それぞれの視点から過去と今を行き来して、それぞれの人生を投影します。
最初は安易に「金持ち=貴族いいな」ですが、だんだん息苦しさをこちらも感じるようになるのが本作のカナメでしょうか。
かと言って、上京した庶民=平民も、当たり前ですが日々生きていくのに精一杯なので閉塞感がありますが、貴族より少しだけ瑞々しさを感じるのが不思議。
そこまでドロドロしてないのと、青春感も少々味付けされていて、とても見やすい作品でした。
貴族の静かな暮らしのなかで、わずかな表情や雰囲気の差で感情のギャップを演じた門脇麦さん。
素晴らしかったです。
水原希子さんは、この役、まさに、ですね。
