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あのこは貴族の水のレビュー・感想・評価

あのこは貴族(2021年製作の映画)
5.0
ラストシーン、とてつもなく好きで泣いた。2人のあいだの距離、階段と2階部分との高低差で、離婚した2人とどうしようもない家柄の差をわかりやすい構図で提示しつつ、あんなにもまっすぐ見つめ合えたのは、それはもう愛みたいなものなんじゃないのか。優しくて切ない音楽を背景に、2人が見つめ合って、華子がまるでこれまでの全てを飲み込んだみたいに微笑んで、エンドロール。幸一郎は少し寂しくて辛そうな表情もしてた。彼のこの先が良いものであって欲しいと思った。

高良健吾が初めて出てきた瞬間のドキドキ感、本当にエグい。高良健吾は素敵や。。

華子が結婚したように僕も後を継ぐだけだみたいなやつ、きつかったな😭初めて会った日の「こんなことってあるんですか。」「あるんじゃないですか。」を思い出しちゃったよ。「あるんじゃないですか。」と返したタクシー運転手の顔は映らなかったけど、あの人の声色と言い方、とにかく最高でした。

「私達の老後はアソコの脱毛から始まるの」
水原希子の演技がこんなに自然なんだって初めて知った。
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