松濤に住む家柄の良い華子と地方出身であまり裕福ではなく苦労も多かった美紀の2人の物語。
物語中に2人ががっつり関わることはなく、出身や育ちの違う2人が各々どのような苦労があって、それをどう考えているのかというような人の心理に着目しているヒューマンドラマだった。
まず世界の解像度の高さに驚いた。田舎から出てきて東京で色々な人と接したことのある人なら誰でもその解像度の高さに胸が苦しくなると思う(特に早慶など私立大の外部生)。監督さん、すごい、、、
どこまでもリアリティを追求する作品のため、正直なところ派手な展開やすっきりする結末はなかった。しかし、余韻がすごく、私はこの作品をずっと覚えているだろうなと思った。好きです。
