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劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~のスロウのレビュー・感想・評価

劇場版 BEM ~BECOME HUMAN~(2020年製作の映画)
3.0
TVシリーズの続編だったようで完全に置いてけぼりでした。
不勉強で面目ございません。
前知識ゼロ+流し見人間の感想なので全く参考になりません。ご注意下さい。

初代『妖怪人間ベム』の知識だけ持った人間が観ると、そちらと比較してしまい素直に観ることができませんでした。
今作ではそれぞれのキャラクターがバラバラにスタンドプレーをしています。
家庭を持ちサラリーマン生活をしているベム、
普通の女の子として暮らしているベラ、
一人で人間の為に戦うベロ。
初代では家族的な繋がりだった三人。
新しい時代では個人主義で、とても寂しく感じました。
ベムの異変に気付いていれば…。

また、映画の8割程度、妖怪人間達がフツーの人より美しい人間の姿をしているので、"人間になりたい"感をそこまで感じられませんでした。
普段完璧な人間の姿で、妖怪姿に戻れば超強い。
何が不満なんです?と。
そんな彼らが何故そこまで(不完全な)人間に憧れるのかはきっとTVシリーズに描かれているのでしょう。

そして、ラストのヒロインの衝動的な行動。
話をまとめようとすれば仕方ないのかもしれませんが、よくあるパターンに感じられて残念でした。


絵はスタイリッシュで大変キレイです。
妖怪人間もいつまでも異形感の残る"ヒトモドキ"ではいられない、
現代的にアップグレードされたスタイリッシュ妖怪人間、それが『BEM』‼︎

といった感じでしょうか。
(クドイ…
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