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タミー・フェイの瞳のbibooのネタバレレビュー・内容・結末

タミー・フェイの瞳(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本にはあんまりないテレビ伝道者という職業。一時代を風靡した実在の人の話で、日本で言うところの例えば細木数子が集めた献金で豪勢な家を建てたり遊園地建てたり生活費やメディアの運営まで回してた感じと思えば良いのかなと思いながら見てた。たまたまホテルでテレビ関係者に出会したところからテレビ伝道者の活動がスタートする展開だったけど、そんなに簡単なものだったのかな。彼女の努力やスキルによるものもあると思うので、端折った過程をもう少しだけ見たかった気もしないことない。

胡散臭い基金集めをダイジェストでずっと見せてく感じなので、かなり中だるみがすごくて途中からながら見してしまった。
ただ、やってることは胡散臭かったとしても、社会的弱者に対して最初は表層的な支援だったとしても、彼女があらゆる人々に明るく等しく接し続けたのはリアルな気がする。だから批判する人がいた反面、憎めない人もいて、母のように慕う人もいたんだろうなと。亡くなって10年以上経った今この作品が制作されたことが証明として、彼女がアメリカで愛され続けた人だったということが伝わる。

40年ほどの歳月を特殊メイクで演じたジェシカ・チャステインも素晴らしく、ラストに実際のタミーフェイの映像と対で「まだ終わりじゃないわ」と言うシーンは鳥肌立った。アンドリューガーフィールドは何でもやる人だなあと思った。アンドリューも特殊メイクしてる?ほっぺの肉付きあんな感じだったっけ?
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