ちょうどいい面白さだが
そこまで好きだとは思わない。
多分、韓国映画に求めているものと
本作との毛色が違うだけ。
韓国ドラマっぽい
コミカルでアイロニカルにことが進んでいくように見えて
意外とダラダラしている。
崩落までが長く、相関図の補足に始終している印象。
ただでさえ、
マンション一棟分だけが地盤に沈むという
平面上かなりクローズな展開なのだから
各階でいろんなドラマがあったり、
それぞれが出会うまでに紆余曲折あってもいいのだが
凡そ大部分は最上階での物語になっている。
終盤の一気に加速していくあたりは
整合性を無視した潔さが
テンポアップを促進する起爆剤になっている。
2時間以下で、決して長い映画ではないが
もっとコンパクトに収まったのではないかとも思う。
いずれにせよ、
日本ではまもなく
マンホールに落ちた映画公開を控えているわけだが
同じトンデモ設定でも
規模がえらく違うなあ、と比較せずにはいられない。
規模が大きければいいという訳でもないが…
どんどん侵食されていくような気にもなる。
『大怪獣～』とか
韓国でやってればもっと違ったんじゃないか…？
