たにし

劇場版 アーヤと魔女のたにしのレビュー・感想・評価

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)
4.3
原作者ダイアナ・ウィン・ジョーンズの大ファンなので、いつか観ようと思っていた作品。
TV放映を機に鑑賞しました。

3DCGってどうなの?と思っていましたが、私としてはジブリの2Dアニメより外国っぽさが演出されているように感じられ、好ましかったです。ジブリの絵柄が好きな方は、戸惑われるかもしれません。

キャラクターについては、したたかな女の子と気弱な男の子の組み合わせが、いかにもダイアナ・ウィン・ジョーンズ!という感じ。
アーヤのような主人公が「嫌い」と感じる方もいるだろうなぁと思います。子どもが皆素直で純粋だと思ったら大間違い!という目線で描かれているように感じます。でも、妙に子どもらしいところもあってかわいいんですよね、アーヤ。

マンドレイクの怒りや魔法の表現が、おそらく原作の描写を踏まえているだろうなぁという感じで、原作者ファンとしてはニヤニヤしてしまいました。

「ジブリアニメ」だと意識して鑑賞すると、違和感をおぼえる方も多いかもしれません。
ぜひフラットな気持ちで観ていただきたいなと思いました。
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