たろ

本気のしるし 劇場版のたろのレビュー・感想・評価

本気のしるし 劇場版(2020年製作の映画)
2.8
原作は未読(冒頭だけ読んだ)

始まり方上手いな
モノローグが入れれない映画でうまく主人公のキャラクターを説明している

とにかく主人公以外全員舞台装置な感じが面白い
浮世のキャラはかなりヤバいけど他の人たちもなかなかないやらしさ
完全にメサコンとメンヘラの共依存のお話で震える
(というよりは自己がない人と自己愛の人の共依存かな

漫画原作なので展開は多少リアリティが欠けるのはご愛嬌
漫画も読みたくなった

後半はちょっと展開が早急かなー
もうちょい爆発が大きめだと個人的には嬉しかった。浮世の可哀想感もちょっとイマイチ

埠頭のシーンはいいシーンだし対比感も好き
こっから折り返しなんだけど、今までずっと舞台装置だったのに急に浮世パートにされてもついていかない
人の本質はそんな急に変わらないと思う
折り返し構造自体は面白いと思うのでちょっと勿体無い

前半だけだったら3.8点くらいは付けてる


多分もっと若い時に見たら女性キャラにムカつき過ぎてより低評価だったと思うので人間は変わるなって思った
たろ

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