マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のINOKEEEのネタバレレビュー・内容・結末

【鉄の女も、一人の女性】

何よりも印象的なのは、お皿を洗うシーン。

政治家になってからは女として、母として、そして妻として、生きて行けなかったサッチャー。

彼女が引退後、このように皿を洗う。その哀愁のようなものをメリルストリープが本当に良く演じているなと。

引退後、よぼよぼになり、冒頭で牛乳を買いに行くときのサッチャーの姿、夫の幻覚をみるサッチャー。

これが政治家として厳しい世界で生きて、戦ってきた女の姿だと思うと単純にすごいともう一方、やはり切ないと思う。