マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙の作品情報・感想・評価

マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙2011年製作の映画)

THE IRON LADY

製作国:

上映時間:105分

3.4

「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」に投稿された感想・評価

のら

のらの感想・評価

2.5
マーガレット・サッチャーをメリル・ストリープが演じた伝記映画。特殊メイクを含めてサッチャーのしゃべり方までを、完全にコピーしたメリル・ストリープの演技は見事としか言いようが無い。

しかし本作には伝記映画として大きな問題がある。ひとつにはサッチャーの歴史的な評価ないしは総括を一切行わず、単にサッチャーの生い立ちや業績を表層的になぞっているに過ぎないのだ。実際政権末期にサッチャーが苛烈になっていく理由が一切描かれない。

さらに問題なのは話の語り方にある。本作は認知症を患ったサッチャーが亡き夫の幻覚と対話する形で過去を振り返る形式を取っている。実際サッチャーは晩年認知症を患い表舞台から遠ざかっていて詳しい病状については明かされていない。つまり製作者側の完全なるフィクションという事になる。

しかも財政緊縮政策を批判されたサッチャーが「薬は苦くても病を治すためには飲むべきだ」というが、それを認知症になったサッチャーが薬を何処かに隠して飲まないという描写と対比するようになっている。このような批判的な対比を病気の人に行うのは(しかもフィクション)、アンフェアでサッチャーの功罪以前に認知症の描き方としても問題がある。

メリル・ストリープの演技に関しては文句のつけようが無い。しかしこれは伝記映画ではないし、晩年とは言え存命中の人の人生をフィクションを交えて映画化するのは不遜さと紙一重に思える。
面白いかと言われればそんなにだったが、
実際の人物の半生を描いた作品としてとても興味深かった。
ふみ

ふみの感想・評価

4.3
負けず嫌いな強い女性。本当は家族を持って普通に年老いていく女の人。しっかりしてる女は可愛くない1人で生きてけるだろって何度も私も言われてきた、そんなことないのにね。でも、いつかデニスみたいな人に出会えたならそれでいいね。もし、サッチャーが首相じゃなければもっと二人は一緒にいれたんだろうけど、そんなサッチャーだからデニスは恋をしたんだろうな、見つめる目が愛おしかった。
おわき

おわきの感想・評価

4.0
今の痛みに耐えながら将来を見据えて政策を実行する。
それができる政治家はいつの世も賞賛されるべき存在だと思わせてくれる映画。
ウィンストン・チャーチルほどの感動はなかったけど、いい映画でした。
みかん

みかんの感想・評価

3.8
イギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの半生を描いた作品。

まだまだ女性の地位が低く、女性の幸せは結婚して家庭に入り、子育てすることが一番とされていた時代に、政治家を志しているマーガレットが、プロポーズを受けて

「自分の人生をどう生きるか。料理とか掃除子育てなんかより大切なのは生き方よ。お茶碗を洗うだけの人生なんて。」

と言い放ったところは脱帽。

そんな彼女を快く受け入れた夫に支えられながら、数々の弊害を乗り越え初の女性首相に。

任期中も経済政策への抗議や戦争の決断、テロ問題など、大変な困難を乗り越えて、一国を背負う重圧感がとても伝わってきました。

妻として、母として、首相として。

全てを完璧にこなせる人間はいないし、後悔に落ち込むこともあって当然だと思いますが、嫌味で言われた「鉄の女」を褒め言葉として自分の信念を貫いていった人生はすごいと思いました。

そしてメリル・ストリープの熱演すごかったです!
hitomi

hitomiの感想・評価

2.2
まあまあだったかな、、笑
ただの伝記映画、ではなくてマーガレットサッチャーという1人の人間の話だったのが面白かった。時間軸が単純に1本ではないのも興味深くてよかった

メリル・ストリープの演技、えぐいですね、、すごすぎる。なんでこんなことできんの。笑笑


でもそれだけかな、、特にそれ以上なにかを感じることは出来ませんでした。逆にさらっと見れてよかった
記録映画としてしか見れない。メリル・ストリープのサッチャーがどハマり
緑雨

緑雨の感想・評価

3.0
独特のかすれたハイトーンボイスを模したストリープのモノマネ芸の達者さには感心するばかりだが、それが一番印象に残るというところに映画としての弱さがある。

フォークランド紛争や人頭税導入の件りで見せた現役首相時代のサッチャーの姿が個人的にはクライマックスであったと感じたが、そうであればその類い稀な強さを形成するに至った幼少期から若年期のエピソードにもっと重きを置くべきではなかったか。認知症と亡き夫の幻想に囚われる現代パートの位置づけがイマイチ座りがよくないように感じた。
映画的にすごくカタルシスがあるような映画ではないけれど、
サッチャーという人の気まずさみたいなものがよく見えて、おもしろかったです

権力を持った人は孤独
彼女が高圧的になったのは、
それだけ他の人にそうされてきたから
そしてとても防衛的になってしまったから
たくさん被害妄想になってしまって

でもその中にもたくさんピュアなカケラがあって、
小さな励ましだったり、憧れだったりが大事に記憶にしまわれてる

それは人生として素敵だなと
思いながら
ぼろっぼろに泣いてしまったのは
最近の精神状態もあると思うけど

権力を持った女性はやっぱり孤独を感じやすい
周りを敵と思ってたからこそ、
身近にいる夫のおふざけがめちゃ泣ける
味方になってくれる人

結局は周りの男の人たちにも支えられてたんだと思うけど
それに気づけずに突っ走ってしまったサッチャー
ほんとはとても可愛らしい女性
意志っていうのは恐ろしいもので
あとから泣き叫んでも戻ることはできない

夫の遺品整理のタイミングに焦点を合わせたことは面白かったと思います
いつでも味方でいてくれた人
周りにいる人にら幸せ感じていてほしいねほんとに

でもあわよくば、最後デニスには、僕が支えたからだという誇りを持っててほしいなあ

メリル・ストリープはもうほんとに素晴らしかった
なんなの
どうして上手さが先に立たずに、いつも引き込まれてしまうの
NAO

NAOの感想・評価

5.0
おばあちゃんとかおじいちゃんの愛情シーンに弱いので泣きながら見た。
思いっきり男社会の中で堂々と生きたサッチャーさんほんまにかっこいい。
自分の意思をはっきり持ってる人は尊敬するけど、頑固すぎて伝え方を間違ってしまうの勿体無いし自分はそうなりたくないと思う。
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