さとみん

青春の殺人者のさとみんのネタバレレビュー・内容・結末

青春の殺人者(1976年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

長谷川和彦の監督デビュー作。実際に超こった事件をモチーフにしているとの事だが、結局、主役の斉木順って何をしたかったのか、全くわけがわからん。インパクトだけで撮ったような感じで、強烈ではあるが、実験的な映像もあり、まともに評価してよいのか微妙。
でも監督2作目が私の生涯邦画No1の名作「太陽を盗んだ男」なので、そこに至る片鱗、アングルやカット割り等は見る事が出来る。
しかし1作目がこれで次回作が「太陽を盗んだ男」ってどれだけ天才なんだ!
しかも監督作品が2作だけというのも、なんとも不可解。

主演斉木順役は今ではベテランの水谷豊だが、なんせ40年以上前の作品なので、若い。そして驚く程演技が下手。
これ観ると「太陽を〜」のジュリーの凄さがわかる。
順の母役が「家政婦は見た!」の市原悦子。これがめちゃくちゃ怖い。あんな母親いたら嫌だな。
順の恋人ケイ子役は原田美枝子。難聴になった原因、やばいでしょ。
原田美枝子って当時17歳だったらしいが、これ良いの?

色々と良くわからないが、長谷川和彦を知る為には必要な作品なのかな。
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