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アンモナイトの目覚めのsonozyのレビュー・感想・評価

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)
3.0
大英博物館に展示されている魚竜イクチオサウルスの化石を子供の頃に発掘した栄光がありながら、社会的地位と性別が理由で歴史からかき消されてしまった女性古生物学者(現代では「世界の歴史上で最も偉大な古生物学者」と称される)メアリー・アニングを題材としたフィクション。

イギリス南西部の海辺の町ライム・レジス。日々寒々しい海岸を歩き、アンモナイトなどの化石を探し、観光客相手の小さな店を母と二人細々と営んでいる無骨なメアリー(ケイト・ウィンスレット)。

ある日、ロンドンから裕福な地質学者ロデリック・マーチソンが妻シャーロット(シアーシャ・ローナン)同伴で店に訪れ、アンモナイトを購入し、乗り気でないメアリーに採集の同行を頼み込む。

やや威圧的な態度の夫の言いなりで生気のないシャーロット。子供を失った悲しみが癒えず欝気味な彼女を、一人療養のため残しロンドンへ戻ることを決めた夫は、金を払うのでしばらく妻の面倒を見て欲しいとメアリーに頼む。
渋々引き受けたメアリーは、ホテル暮らしのシャーロットを海岸での採集に連れていくようになるが、その態度は冷たい。

ある日、一人海に入ったシャーロットがメアリーの店を訪ね、高熱で倒れてしまう。
医者からしばらく看護が必要だと頼まれたメアリーは自分のベッドにシャーロットを寝かせ、付ききりで過ごすうちに、彼女への感情が変化していき、シャーロットも・・・

うーん…二人の突然の燃えっぷりは、おじさん的にはうれしい反面、もう少し丁寧に描けなかったものかなぁと。
海岸での放尿〜スカートで拭いた手でパンちぎって食べるシーンも余計な感じだったし。笑;
演技力の評価高めのケイト・ウィンスレットですが、実は苦手なんです。。(なら見なきゃいいのに。汗;)
シアーシャ・ローナンは生気のない陰の前半から、陽に変わっていく後半、共に魅力的でした。
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