抜け殻のように作業しているメアリーの元にこれまた抜け殻のようなシャーロットとの出会いでお互いに生きる気を取り戻していく感じが良かった。
メアリーはやることなす事全部ワイルド。化石を見つけたら登って取る!
一方シャーロットは起用でお淑やか。
この関係がベッドになると逆転したりもして。
感情の変化が割とダイレクトに描かれていて、嫉妬をすれば後ろで盛大な演奏が流れるし、悲しいと雨が降ってるし、荒波もメアリーそのものだったり。
...ただどうしても『燃ゆる女の肖像』と比べると退屈で最後に劇的ななにか演出があるわけでもない。僕が感じ取れる範囲では噛み締めたつもりだけどそれでも薄味に感じてしまいました。