このレビューはネタバレを含みます
ダヴィドの色気が凄すぎて、所々歯を食いしばりながら観た。
二人で踊っているシーンが最高、80年代らしい映像のざらつきや、曲なども良い。
個人的に、口論のシーンでダヴィドはアレックスとの今が幸せ過ぎるからこそ、今の現状がいつか壊れて、父親を亡くした時のようにアレックスを失ってしまったら
自分自身がこれ以上は耐えられないだろうと想像出来たからこそ、
それならばこれ以上幸せにならないように早めに壊してしまおうと思い、アレックスを突き放したのではないのかと思った。
怒鳴っていたのに泣いていたのは、アレックスに精神面で入り込まれてしまうと失った時の大きさに耐えられないから、これ以上自分に踏み込むな!みたいな気持ちも入っていたのでは...
そうだとしたら、その後バイクでアレックスを追いかけたのにも納得できるような。
ダヴィドがクズみたいな意見もあったけれど、ただ単にめちゃくちゃ生きるのが下手くそな奴にしか見えなかった。
いやでも「これは君の物語ではない」ので、何も考えずに見るのが正しいのかもしれない。
雰囲気は確かに「君の名前で僕を呼んで」に似ているけれど、内容は全く別物で、こっちの方がかなり明るく感じた。
「おれの墓で踊れ」読みたい...