ほのか

Summer of 85のほのかのレビュー・感想・評価

Summer of 85(2020年製作の映画)
3.7
青春映画かと思ったらとんだ厨二病克服映画だった。
この年頃の"恋"は青春やけど、"愛"と"死"は厨二なんよ。その境を越えるのは易いけど、蔓延る空気は混ぜるな危険なんよ。




ダンスシーンの光の点滅やっっっばい。パラパラ漫画みたいですごかったけど、7時間パソコンと睨めっこし続ける労働した後の目には堪えた。目がああああ!!!!目がアアアアアアア!!!!



基本的に私はあんまりあらすじも読まんのでこれも「彼が死んでしまった」「ひと夏の恋」ぐらいしか知らずにみた。死んでしまって小説書く…とか言い始めてそっちに舵切るのか…!ってびっくりしたし、そっから長…って思っ………。厨二病の少年みるぞ!って覚悟決まってないなか、だんだん痛くなっていく彼の様子をみるのはもぞもぞしてしまって居心地悪くなっちゃった。あとオゾンの小説書く美少年は危険なプロットで"済"だったから、また?ってなった。
まあんなわけで、ほんま悪いなって思うんけど、発作には苦笑いなワケ。というかドン引きなワケ。踊って呪いを昇華したい気持ち、彼目線であそこまで映画を観てたので、理解はできるけど同意はできん。墓の土で泳ぐんじゃないよ………。

なんやろな、ちょっと置いてけぼりになってしまった感は否めない。そこもっと詳しく…!とか、もうちょっとなんかなきゃそこにはまだ到達せんくないか!になってしまう。ちょっと薄いというか。まあ6wの恋なんてこんなもんかあって思ってすすむしかなかった。
ところどころちゃんとしまるポイントがちゃんとあるだけに惜しいな…私もそこに到達してたらちゃんと沁みてきた言葉だったなぁってのが結構あった。



オゾン作品、当たり引く確率2本に1本やなあ。前作のグレースオブゴットは結構良かったけどその前の二重螺旋の恋人はイマイチ。でもさらにその前の婚約者の友人はいまでもだーーーーーいすきなので、この順番でいくと次回作はすきだと思う!な!たのむで!!?!?!!!