<教訓めいた観方もできるし、雰囲気で楽しむこともできる>
マッツファンにはおススメ、ストーリー重視には非推奨
血中アルコールの濃度を一定に保つとポジティブな効果がもたらすという
ノルウェーの哲学者の仮説に基づいて、マッツたちおじさまがそれを実証しようとするお話。お酒が絡むわけで、結末は予測しやすいかな。
仮説の内容から考えると哲学者の畑ではないところから突っ込みたい。
脳科学・薬学・生物学あたりの分野の研究者が立てるべき仮説なので、
そもそもこの話どこから出てきたんだろう???という疑問。
さらには、哲学者が提示する条件ガン無視で話が進んでいって、
結局「お酒の飲みすぎってよくないよね」という結論になってしまうのが残念。
条件通りにやっていたら、結果が違ったのではないだろうか。
起承転結がまとまっているから、そこから何かしらのメッセージやら教訓やらを読み取るような鑑賞の仕方をしてもいいし、
ただ単に卒業&夏を謳歌する高校生とその教師たちがお酒に身を任せ
ワイワイする雰囲気を楽しむだけでもいい感じの映画。