アフガニスタンからデンマークへ亡命した青年のドキュメンタリーが当事者保護の為アニメで再現されていて、冒頭のカブールでa-haのTake On Meが流れる場面は様々な意味が込められ素晴らしい。
日本にいて故郷を実感出来ない自分にとっても全く他人事には思えず、とても響いた。
ゲイの難民であるアミンの半生は壮絶で過酷な現実に胸を締め付けられるし、兄の気遣いや恋人の存在に安堵し泣いてしまう。
ドキュメンタリーは作り手の意図が確実に在るので真実とは限らないと言うけれど、25年来の友人という監督の真摯に寄り添う姿勢により主人公が癒されたようにも感じられ良かった。