【原作本読了】
2024.12.28〜2024/01/11
圧巻だった。
虚しくもほっこりする儚い物語。
映画化とキャストは知っていたけど、あらすじも内容も知らなかった作品で、題名に惹かれてなんとなく手に取って読み始めた
城田(キダ)目線で過去と現在を行ったり来たりする展開に最初は戸惑いつつも、頭の中でいろんな映像を結びつけながら読み進めていくのが楽しい
なかなか物語の核心に辿り着かず、もどかしい印象を抱きながらも離脱することなく読めたのは、じんわりと明らかになっていくことが、それまでの物語と結びついて「もしかして…」と先の展開を予想しながら読めたからだと思う
その'もしかして'が的中したけど、なんかモヤモヤしてしまって、、
伏線は全部回収されていくんだけどスッキリしない感じだった(内容的に)
作戦を実行して全うするだけでなく、その後に続く物語があったのも私的には好きなところで、それがどうにもならないもどかしさを抱えながらもほっこり終われたポイントなのかな
読んでる途中で、映画みたいな小説だなと思った作り方になってるのが、この本を手に取るきっかけの題名にも繋がっててなんか嬉しい
"あの映画"も観ていてよかったなと思う展開で、スッキリはしないけど心温まる
最後にかけては特に、キダちゃんやマコトに共感できる感情が多くあって、読んでよかったなととても思う!!!!
っていう気持ちを書き留めておきたくて…
映画はきっとギュッと詰まってるだろうから、期待しすぎず映画見たらまた追加しよう