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人数の町のdojiのネタバレレビュー・内容・結末

人数の町(2020年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

観た日の夜にじぶんが人数の町に収容されている夢を見て、そこではなぜか外出が許可されていた。幼なじみと座敷のある居酒屋で生牡蠣を食べながら、人数の町にいるじぶんにたいして気の毒に思っている友人の話を聞いた。門限が19時なので、お店を18:04に出て、そのあとのくだりはあんまり覚えていない。

たしかに、社会的に隠蔽するのではなくオープンな組織として人数の町を公開する社会があったらどうなるだろうと思ったりもした。もはやソリューションとしての人数の町のサービスがあって、webサイトには「あなたの夢の実現を人数でサポートします」的な文言が並ぶ。そんなことを考えるほど、ミニマルながら世界観の構築に成功している映画だと思った。

ラストに向けて急に人間臭くなる展開にはちょっと賛否がありそうだけれど、主人公の未熟さゆえの行動と選択を俯瞰で観察する、と考えると、少ししっくりくるかもしれない。
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