初見は字幕版で鑑賞してあまりの情報量の多さに脳がパンクして鑑賞後の30分はちいかわ並の語彙力になる。
二回目のドルビーシネマでストーリーが頭に入ってきて、三回目の吹替版で細かいニュアンスを確認。
かなりの複雑な構造で様々な見方が出来る本作ではあるが、お腹が気になるピーター・B・パーカー世代のおっさんの目線で観ると、親に愛され護られた世界から少年マイルスが大人になる為に様々な世界の人々と出会い、自分のルーツと存在意義を背負い世界と対峙していくシンプルな物語に見えた。「悪いこともあるからこそ、良いこともある」なんて分かった風な運命論にNoを貫き続けるマイルスの姿に「ええ子に育ったなぁ」と涙が止まらない。
昼間のアニメ吹替版上映ということで劇場には小っちゃい子の姿が多数。ポップコーンこぼしたり途中でトイレに走ったり、久々にドタバタした雰囲気の中で鑑賞したが親子がテーマの映画だったせいか心穏やかに鑑賞。全国のお父さんお母さん子育てご苦労様です。