斉藤

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースの斉藤のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽も映像もストーリーも最高。
ノーウェイホームでスパイダーマンが三人出ただけで5点満点中3000点の評価だから、体感500人くらいのスパイダーマンがスクリーンいっぱいに出てきたら、そりゃ5億点にもなる。

全てのスパイダーマンに共通の、苦悩を伴う運命に抗うマイルズ(主人公)が、これまでのスパイダーマンを否定せずにスパイダーマンを体現していく。
ヒーローとしての覚悟が芽生えた後の顔つきが凄い良い。

別の世界のスパイダーマンが題材だとノーウェイホームに通ずるものがあるけど、ノーウェイホームはあくまでヴィランとの戦いの中でスパイダーマンの宿命を見ていく。
一方でアクロススパイダーバースとある通り、他のスパイダーマンからスパイダーマンの運命を見ていく。切り口が違うだけでこんなにもストーリーが違うのかとびっくり。

スパイダーバースはある種メタ的な要素(いろんなスパイダーマンがいる漫画の読者視点)があるんだけど、メタ的要素を昇華してバースという概念が生まれると…バースによってある意味なんでもありになってしまうので、ここからどう帰結していくか分からなくなった…
スパイダーマンとしての運命からマイルズが免除されたらそのしわ寄せはどこに行くの??となるし、運命のまならまそれはそれでマイルズ大丈夫??ってなる。
続編楽しみー
斉藤

斉藤