ゆい

星の王子ニューヨークへ行くのゆいのレビュー・感想・評価

4.0
星の王子、というタイトルは非常に伝わりにくいかもしれませんが、端的に言うとアフリカのとある王国の王子がニューヨークでお嫁さん探しするお話です。監督のジョン・ランディスは映画トワイライトゾーンやブルースブラザーズ、マイケル・ジャクソンのスリラーのMV等を手掛けたこともある人物で期待大。

主演のエディ・マーフィー演ずるアフリカの王子様が「身分ではなく自分を愛してくれる妻」を探しにニューヨークへ行く。身分を隠してアルバイトをし恋をし、恋をしたが故の荒波も、おおよそコメディタッチで描かれており、楽しく飽きずに観られます。

アーセニオ・ホール演ずる側近のセミがまた余計なことをする役回りで、観てるこちらは少しイラッとする場面もあるが、それが映画を引き立てていることは間違いない。しかもエディとアーセニオは1人4役を演じているので、ぜひ探し出してもらいたい。

身分やお金、分け与える気持ちや愛という感情などを通して、それぞれの役回りが、さまざまな人間の本質に触れていると感じる場面も多数あり、観ている人の心を突き動かす映画だと思う。
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