歌うしらみがおりました

王将の歌うしらみがおりましたのレビュー・感想・評価

王将(1948年製作の映画)
5.0
傑作過ぎてビビる。橋に隠れて横切る機関車の煙だけがダンダンダンと立ち上がり、その向こうに屹立する仁丹塔(?)。橋の上にポツンと見える子どもたち。煙に覆われる街。そして最後は煙に覆われる主人公。阪東妻三郎。「将棋をやめる!」と地団駄を踏む阪東妻三郎が最高すぎる。ああいう地団駄を踏みながら生きていきたい。ああいうコントをやりたい。