歌うしらみがおりました

カラオケ行こ!の歌うしらみがおりましたのネタバレレビュー・内容・結末

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

綾野剛、堤真一の域に達していないか。コメディ演技がずっとキュート。
どことなく金の国の桃沢くんに雰囲気が似ている齋藤潤もキャワワ。
この二人のカップリングがたまらない。「カス」と評されたやべきょうすけに思わず殴りかかられた齋藤潤が綾野剛の腕にしがみついちゃうのキュン死にした。齋藤潤が綾野剛の声に合いそうな曲をピックアップして説明するときに、初めて自分から綾野剛の隣にピッタリくっついて座るのもキュンです。

ラストの齋藤潤による声が裏返りながらの『紅』は、そりゃ泣きますよ。
エンドロール後の綾野剛の腕に掘られた「聡実」も泣ける。(ただ、この映画の最大の問題点は、他のヤクザと比べて、綾野剛が『紅』を歌ったとしても明確な圧倒的最下位の歌唱力とは思えないところだと思うけど。)

個人的に一番見落としちゃいけないと思うのは、齋藤潤にお守りを投げつけられた綾野剛の車が、ピントの向こうに去っていくカットの寂しさ。