蛸映画。54分。灯台の天辺に吊り下げられた死体は落下し(人形！)、ヒュー・ハーバートは垂直降下し、地下に下りドアに体当たりしまた落下し、潜水し蛸に襲われる。灯台の垂直構造を活かした体を張ったギャグと発砲ギャグとやたらと多い動物ギャグと爆発オチに大爆笑！

37年ものの作品なのでクサいし日本語訳を適当にしたやつで見たので理解も適当だったけど白黒映画の照明やフィルター使いが良かったのではないでしょうか

ワーナー。
いくつかのコメディリリーフは機能していたけれど、1時間の映画が内包できる最大容量を超えたジャンルとトーンが投入されていて、その試みがスラップスティックな面白さに繋がっているわけでもない。それぞれのジャンルの良いところ取りをしようとした結果、全ての構成要素が台無しになっている。即物的に切り替わっていくジャンルと矢継ぎ早な展開に追いつこうとするあいだに、脳内が困惑で飽和する。展開ひとつひとつが観客に提示する感覚が小刻みすぎて、それうえ四方八方に飛び火していく。アメリカがいつも"Terror"(実在として存在する恐怖の対象)の元凶に対応するように、"Horror"の対象にも銃弾も撃ち込めば良い、という考え方には笑いを誘われたけれども。