乾燥機

夏への扉 ―キミのいる未来へ―の乾燥機のレビュー・感想・評価

4.6
もしも30年間、若くて健康な体のままで冷凍睡眠

所謂、コールドスリープできるとしたら

アナタはどうしますか?

自分のことを思っても考えがまとまらないなら、大切な人の顔を思い浮かべてみてください。

大切な人を思うと

中々コールドスリープする気には、なれませんよね。


けれど邪魔な人間が居る人にとっては、

こんなに都合が良いものは他に無いと思いませんか?

こちらは、そんな人物にハメられた男が主人公の映画。


タイトルは

「夏への扉」

ここからは、あらすじ。

本作の主人公(高岡宗一郎)は、将来を期待される科学者だ。

けれど彼は、信頼していた人物に裏切られて全てを失った。

しかも、無理矢理コールドスリープさせられてしまう。

次に目を覚ますと、そこは30年後の世界で何もかもが変わってしまっていた。

それどころか、自分が眠らされた日

大切な人が謎の死を遂げたことを知る。

この最悪な状況を打破する術は、残っているのか、、、。


という感じの映画なんですけども

原作が有名な小説であるが故に、厳しい目で観る原作ファンも多いと思います。

ただ、原作未読の僕にとっては

コールドスリープ、ヒューマノイド、タイムリープなどなど

凡ゆるSF要素が詰め込まれている作品でありながら、しっかりまとまっていて好きな類の映画でした。

藤木直人さんがシュールなユーモアに富んだキャラクターで少し笑える部分もあって楽しかったです。

SF好きな方は是非!
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