針鼠

夏への扉 ―キミのいる未来へ―の針鼠のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

2022/06/25 netflix ★★★☆☆ 30/2022

原作がハインラインの1956年の小説だよ。それを舞台を日本に変えて現代の話に変える? と不安材料しかない状態で見たのだけど、杞憂だった。実にうまいことアレンジしてあった。原作のロリコン味も消してあったし、言うこと無し。

もともとハインライン好きで『夏への扉』も50年くらい前1970年代の初め頃に初読して(とはいえリライトされたジュブナイル版だったけど。タイトルも『夏への扉』じゃなくて『未来への旅』。とにかくそれが初ハインラインだったなー。ちゃんと大人版で読んだのは80年代に入ってから)以来何回も再読してるけど、2020年代に日本で映像化するならこういう形がベストと思える映画だった。でも音楽はイマイチ。とってもイマイチ。

ハインライン原作の映画なら、バンホーベンの『宇宙の戦士』の映画化より原作を損なわずに上手く出来てると思う。いやバンホーベン版『宇宙の戦士』も何回も見直すくらいに好きだけど。
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