まいこ

夏への扉 ―キミのいる未来へ―のまいこのレビュー・感想・評価

2.5
ロバート・A・ハインラインのSF小説を山崎賢人主演で映画化したラブストーリー。科学者の高倉宗一郎は、養父の娘・璃子と穏やかな日々を過ごしていた。しかし、罠にはめられた宗一郎が目覚めると、そこは30年後の未来だった。

1995年、優秀な科学者の高倉宗一郎は、亡き養父・松下の会社でロボット開発の研究に没頭していた。自分を慕う松下の娘・璃子や愛猫に囲まれ、穏やかで充実した日々を送る宗一郎。ところがある日、信じていた人に裏切られ、会社も研究成果もすべて失った上、冷凍睡眠で未来へ送られてしまう。

SF古典作品に日本色を加えるということ自体難しいし、映像化も難しいと言われていた本作、まあとりあえずなんとかやってのけた、という印象。盛り上がる瞬間がひとつもなく(現代においてあらゆるタイム〇〇〜論が出し尽くされたせい?)、基本的に代わり映えしないロケーション、ロリコン×兄妹愛強めなところも好みでない。藤木直人のロボット演技と猫の愛嬌によって救われた感がある。
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