トリアー監督好きにはたまらない作品。
監督の思考や、厄介なお茶目っぷりを垣間見ることができる。
やはり曲者…(褒めてます)
敬愛するヨルゲン・レス監督に、作品のセルフリメイクを「これはセラピーだ」と半ば押し付けるトリアー監督。
全部で5作品、毎度条件をつけられ、色々な国にリメイクを撮りに行くレス監督。
無茶苦茶なお題に何とか合わせるが、何かとダメ出しを喰らう始末。
よくわからないプレイながらも、できた作品は実験的でおもしろかった。個人的には1が好み。
5は、読んでいるのはレス監督だが、台詞はトリアー監督のものであり、誰が誰に向けたことばなのか混乱した。自分も巻き込まれた感満載。
ラストはしてやられた感あり、トリアー監督のレス監督への歪んだ愛を感じた。
オリジナル(The perfect human)も観てみたい!