｢バベットの晩餐会｣のガブリエル・アクセル監督。

デンマーク王室の世継ぎの陰謀と復讐。途中で｢ハムレット｣っぽいな？と思ったらやはりシェイクスピアのハムレットのインスパイア元になった話らしい。王である父を叔父に殺され、頭弱い子を装ってしたたかに復讐する王子の話。

前半は頼りなさ全開だなあと思うがそれもそのはず、そう思わせておいて叔父の回りの人たちを油断させようという魂胆。あるポイントから王子らしくなっていく変貌っぷりがいい。表情と語り口だけでこうも印象が違うもんだな。

クリスチャン・ベイルが父を殺された王子役で「演技をする演技」をしている。母がヘレン・ミレン、ヒロインにケイト・ベッキンセール、この3人がとにかく美しい。

ガブリエル・バーンがかなり威圧的で嫌な王を演じていた。

他にもアンディ・サーキス、ユエン・ブレムナーも出てた。

アンディには気づかなかったんだけど😅これが映画初出演だったらしい。

103分にみっちりきっちりまとまってなかなか面白かった。