Akirajiisan

十二単衣を着た悪魔のAkirajiisanのレビュー・感想・評価

十二単衣を着た悪魔(2020年製作の映画)
3.4
単純に言っちゃえば、タイムスリップ物。
平安時代、光源氏の生きていた時代へ。
その辺はよくあるパターンの映画かな?って感じで見始めた。最初は「良くあるネタ」だなって感じだったけど。
でも、原作が内館牧子様だもの、面白ければ良いって感じじゃなくなってくる。
主人公のロマンスを入れ込みながら、源氏物語ではサブのキャラだけど、弘徽殿女房のその強いキャラに焦点を当てて、女の強さ、悲しさ、を感じさせる、良い映画になってたと思う。
黒木瞳様も、良い仕事した。
後は、映像とか映画のメリハリが良くなれば良いよね。
三好彩加さんは、平安時代の衣装がお似合いでした。女性のキツさも良く演じてた。
加藤健太郎様は、好きな、期待してる若手だけど、やはり良い!個性はあまり無いと思うのだけど、素敵な存在感が有るよね。馬鹿げた事件もあったけど、充分反省して、良い役者になって欲しい。下らないバラエティーや歌はやらずに、「ザ役者」になって欲しい。
伊藤沙莉様も大好きなんだけど、平安時代の衣装は、チョットきついかな。でもこの映画では、それも、役に立って、納得。
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