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メビウスの悪女 赤い部屋のChipのレビュー・感想・評価

メビウスの悪女 赤い部屋(2020年製作の映画)
4.0
「みなさんは、誰かの人生と取って代わりたいと思ったことはありますか?」から始まる映画。

この台詞、江戸川乱歩さんの世界観と主演女優の子のどこかアンニュイな雰囲気に合ってる。

仮面をつけた男女が謎の赤い部屋に集まり、語られるアブノーマルな話。
ちょっとやそっとのスリルじゃ満足できない、やや変態チックな男女が集まる秘密クラブ?

要領よく天真爛漫な双子の姉を妬む妹が、用意周到に殺人計画を立てる。
妹の妄想癖、盗聴・盗撮などの異常なくらいの行動力、そしてためらいなく姉を殺そうとするサイコパス感が怖い。
ラストはまさかの展開だ。

この女優さんは映画どころか台詞のある演技自体ほぼ初めてだと思うのだけど、1人二役の演技、そして身体を張った濡れ場がリアルで本当に凄かった。
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