寝子

クライ・ベイビーの寝子のレビュー・感想・評価

クライ・ベイビー(1990年製作の映画)
4.0
若き日のジョニー・デップの繊細で綺麗な顔立ち、どこか哀愁漂う後ろ姿がクライ・ベイビーという青年にぴったり。

若きジョニデ目当てで観たけど、50年代のアメリカのファッションも可愛いし、オープニングから抜群のセンスだし、音楽も良いし、完全に好き。もう好みの話。

時に本人達でさえ持て余すほどの若いという事のエネルギーの強さを絶妙に表現している。青々とした肉体に宿した魂をこれでもかってほど、今という瞬間に燃え上がらせ全力で恋と自分のセンスに生きるこの感じ、たまらんです。これこれ!って感じです。青春、狂ってナンボです。

個人的に、アリスンの自身の全校生徒の模範的な存在という立場に捉われる事無く、自らの好奇心に忠実に生きる姿勢にグッときた。お嬢様だからって物怖じせず、まずは何でも挑戦してみる柔軟さが良い。だからこそペッパーもアリスンを見た時、クライ・ベイビーの仲間に入れる素質があると感じたんだと思った。

監督がカルト映画の巨匠というだけに、そっちのスパイスも効いてて最高です。
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