佐藤

アウトポストの佐藤のレビュー・感想・評価

アウトポスト(2020年製作の映画)
3.3
【エンドロールが本編で、本編が前日譚の実話戦争映画】

全方位を山に囲まれたすり鉢状の地形の真ん中で、十倍ほどの数の敵から包囲され、絶え間なく射撃をされる。
現代の戦闘なのに、まるでWW2の歴史的な激戦のように「大量」にあっさりと米兵が死んでいく。
敵にとうとう目の前10mまで攻め込まれ、矢玉尽き果て、車に隠れるしかなくなる兵士たち。
ハリウッド戦争映画は「やばい!まじで全滅する!」からのなんだかんだで航空支援で助かる。ラストは主人公が家族と抱き合って終わるというのが王道ですが「あれ?これはまじで駄目なやつなんじゃない?」からの「あ、ほんとに・・・」となる展開。
そして「またアメリカは正義のヒーローだけど被害者で、中東は悪の象徴っていう映画か。それにしてもちょっとやりすぎじゃない?」と思ったら、これがまさかの実話だということ。

と、ここまでの情報だと超大迫力でめちゃくちゃ面白そうなんだけど、なぜだかとても物足りなく感じました。
登場人物たちのキャラクター描写がまったくと言っていいほどされていないので感情移入がしにくかった、というのはあるのだと思うのですが、そういうことじゃなく戦闘シーンの迫力がすごいんだけど、何かが足りない。
ただ、迫力がたしかにあるのは間違いなくて、その一因は戦闘シーンの何割かがPOVになっていることにある。が、しかしそのPOVが同時に迫力を消してもいる。
POVにはその場に共にいるかのような臨場感を作り出す効果はあるが、映る範囲が狭くなりがちなので、広範囲に起こっているアクションを映す時はその迫力を台無しにしてしまう反作用がある。
例えば、閉所での戦闘などにはPOVはメリットも大きいが、空爆などは自分がその爆発に巻き込まれたかのような体験はできるものの、1mの爆発も100mの爆発も変わらない映像となってしまう。
そのため低予算アクションやアクションではない作品には向いているが、火薬量が多い作品はそのよさを奪うことにもなってしまい、それがおそらく僕が足りないと感じている物の一つだと思われる。
しかし、その被爆被弾こそを選んでPOVにしていることから、そういう効果を承知の上で臨場感を優先したのは間違いないし、それがヒットする人にはしたのだと思う。なので、このやり方は悪いとも言い切れない。



今回は数日前に投稿したレビューを加筆再投稿させていただきました。
元レビューにコメントをしていただいたフォロワーさんには申し訳ありません。





※ここまでは数日前に投稿した本作のレビューにはなかった感想です。これ以降は数日前に投稿したレビューとなります。





15分で離脱してしまいました。

あくまで個人的感想ですが、戦闘シーンなのに退屈で面白くない。
さらに見続ければ、これは解消されるのかもですが、登場人物が全員脇役のようで、誰が誰だか分からないし、目を引くようなキャラクターがまったく見当たらなかった。
フォロワーさんのレビューを見たところ、ブラックホークダウンを凌ぐレベルで孤立無援で人海戦術に圧倒される激戦になるようなので、それほどの戦闘シーンならぜひとも見たいのですが、耐えられずに離脱してしまいました。

ずっと楽しみにしていた作品ですし、時間が余っていて、コンディションがよい時にきちんと見たいと思います。





※これ以降は本編には関係のない報告となります。





本来ならこういう形でレビューを書くのはよいことではないのかも知れませんが、とにかく今は時間がないことと、最近どうもある程度調べて考察したきちんとしたレビューを書かないといけない呪いにかかっていたので、あえてこういう形を取らせてもらいました。

これからは三行とか一言だけとかでもいいし、プロフィールにもあるように加除修正再投稿をすればいいかなと気楽に考えるようにしていきたいです。
これまでにも増して、お見苦しいレビューになることが多くなるかと思いますが、タイムラインで続きを読むを押さずに見られる数十文字を流し見をしていただければ幸いです。
佐藤

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