ogo

ゲーム・オブ・デスのogoのレビュー・感想・評価

ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)
2.8
マナティ…?

「説明不要!怒涛のハイテンション・スプラッター・ホラー!」というキャッチとは裏腹に、非常にスローでローテンションな仕上がり。

普通にスプラッターで突っ走れば良かったのに、それじゃ捻りが足りないと思ったのか、無駄に作家性(らしき得体の知れない何か)を詰め込んだ結果、人が割とグロゴア死んでるのに眠い…73分という超短尺なのに体感180分…という怪作が爆誕。

褒めてない。

なかなかゲーム始まらないし、ようやく始まったかと思えば数える程しか殺人描写は無いし、残り時間は何やってるかと言うと、無駄に多い長回しと、終わらない犬の話、謎のマナティマナティマナティ。

一番辟易したのは、長回し。物語があらすじ以上!なので、尺が足りなかったんだろうと思わせるワンシーンの引っ張り具合が凄い。あのキスシーン永遠に終わらないかと思ったわ。それでも73分。

一人ぐらい良心の呵責皆無のヒャッハーなハイテンション野郎を用意して、キャッチ通り怒涛のスプラッターを展開したら良かったのにと思う。殺す組も止める組も皆ウジウジしてるので、全然乗れない。

無実の人は殺さないわ!と言いつつ、友達は平気で殺すサイコな彼女が一番ホラーでした。
ogo

ogo