このレビューはネタバレを含みます
会話劇の映画、このタイトル、スマホ、で演劇素人の自分が想像した展開のまま進み驚きがなくあっさり終わりあんまり面白くなかった。集まった7人が薄く絡むだけで基本的には各人それぞれの暴露話をしました、だけで群像劇的な要素や謎解き要素などの楽しめる要素がなく消化試合だった。もっとすれ違いや思い込みや嘘から出た実のようなことを二重三重に複雑怪奇に絡めて「ああ、この先どうなってしまうんだ」みたいな盛り上がりを期待していただけに残念だった。あと、途中で演劇パターンの大団円に向かうよというのが目に見えて分かり興醒めである。スマホという小道具に頼りすぎて脚本が手を抜いたような感じもする。ベースの会話もあれだしドタバタした色々なことは結局色々投げっぱなしで終わるし（それが夫婦でしょ、みたいな感じで押し付けがましいし）で自分の評価はとても低くなった。ただ、役者さんの演技は上手かった。特に田口さんの演技は安心して観てられるし演技も良かった。オリジナルがあるようなのでそちらの方を観てみたい。
