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アジアの天使のmarucoのレビュー・感想・評価

アジアの天使(2021年製作の映画)
3.0
アジアの天使観ました。
オール韓国ロケの作品です。
日本人と韓国人、
この二つの家族の稀有な出逢いと
この二つの家族が、やがて、
愚直に寄り添うことでドン底から
這い出る這い上がる再生の物語、
と解釈しました。
反目しあいながらも
まどろっこしいながらも、きっと、
美しい縁で繋がれてゆくで
あろうと…、飄々と淡々と
描かれていたんかな?そんなふうに
思いました。
但し唐突に海岸に現れたあの
天使?の存在を
どのように理解すれば良いのか、
私には全くわかりませんでした。
きっと本作は
押しつけがましくない風情で
すべては観る人の感性にお任せしますと、そんな思いやったんかな?
ところが単純で稚拙なmarucoには
そこの部分がとても心許なく決して
響くものではありませんでした。
辛辣ではありますが、
それぞれの登場人物に対しほぼ、
魅力を感じず感情移入ができなかった
です。
夜な夜なつまらないしよもない話で
盛り上がってる呆けた大人達の外側で
1人、
子役の男の子の冷めきった目、
暗い絶望の表情にはずっとずっと、
私は苛まれてました。
不快でした。
ところで最近のmarucoは殊に、
激しく濃厚な作品に
食指が動きっぱなしで、
食事にもその傾向があります。
とにかくスパイシーでガツンと来る
はっきりした味、辛い食べ物に
引き込まれてます。
年々味の濃ゆいものに嵌まって行きます。
これでは自身の感覚が鈍りつつ
あるのも当然やも知れません。
本作にはそんな自戒の念も持ちつつ、
捉えようのない物足りなさと、
情の希薄さとしかもこれら難解さに、
私の心情とは大きくかけ離れた
映画だと思いました。残念でした。

余談
いずれは少し贅沢して
上品な京の老舗の懐石料理などを
堪能してみよう、
私はあくやらクセが強いから
たまには穏やかで体に優しい、
薬膳料理と参ろうか、
などと言いつつ薬膳料理…?
これは絶対に口にすることはありません。
美味しいもん食べたいなぁ

きっとマタアイマショウ✨
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